Hiroaki OGASAWARA
能楽師狂言方和泉流
公益社団法人 能楽協会正会員 京都支部所属
2001年日本・佐渡ヶ島生まれ
初世野村萬(人間国宝・文化勲章受勲・日本芸術院院長)、9世野村万蔵、及び父 小笠原由祠に師事。
3歳で狂言「靱猿」(大名・野村萬)にて初舞台を踏む。それ以降数々の狂言の重要とされる大曲を演じ、
2023年には、三番叟を披く。
2014年13才の際にパリへ移住し、日
本とフランスを継続的に往復をしながら、
学業と狂言の普及活動、研鑽に励む。
日本に於いては、父小笠原由祠と共に、
本格古典狂言会「延年之會」と
狂言と他ジャンルの演劇を掛け合わせて
新境地を模索する「ネオ狂言」を年2回ずつ主催する他、国立能楽堂主催公演やその他の能楽公演に定期的に出演する。2022年より、国立千葉大学「伝統芸能を作る」の授業内の狂言特別講師を、前任の客員教授であるの父小笠原由祠から引き継ぎつとめる。
その他、桃山学院大学にても狂言の指導をしている。
また、狂言師の枠組みを超えた取り組みとして、
東映60周年記念映画、「北のカナリアたち」や「団地」
をはじめとした映画、ドラマ、CM等に出演する。
フランスでは、本格狂言公演「延年之會パリ」を
年に2回主催する他、フランスと能楽業界との橋渡し的存在として、数々の公演で狂言やコーディネートをつとめる。
主な公演としては、
日本文化会館会館50周年記念能楽公演(2017年)(2018年)、Théâtre du Soleil(太陽劇団)(2023年)、Philharmonie de Paris能楽公演(2019/2023年)など。
フィルハーモニードゥパリ公演では、字幕スーパーアドバイザーもつとめる。
その他、フランス国内では、
国立東洋ギメ美術館 Musée Guimetや
Musée de l’influence àLyon等から招致を受け
狂言公演をする。その他の普及活動としては、
2017年より継続的にTéâtre du Soleilにて狂言指導に
あたるほか、Conservatoire municipalde Gabriel Fauré Paris 5eにても度々狂言のスタージュを行う。
日本とフランスの二つの拠点があることを活かし、国内はもとより、ロンドン、イタリア、ハンガリー、アルジェリア、ブラジル、ベトナム等へ招聘されて狂言をつとめる。狂言の枠を超えてフランスの俳優たちと作品作りにも誠意的に取り組んでおり、Simon Gauchet作「木の体験」に2020年より定期的に出演する他、2022年には、バンジャマンラザール、オレリアンデュモン、高橋美智子と共に、日本語の詩を現代音楽と視覚的に表現する新たな作品にも取り組んでいる。
2023年には、パリ・パンテオンにて開催されたSoirée Olympiade 2023 にて、東アジアを代表して現代音楽と狂言の舞のコラボ作品に出演。
その他現在進行中のプロジェクトとして、Benjamin Lazar演出による小笠原弘晃の一人芝居。
仏演劇学校 « La salle blanche »所属の俳優への狂言指導、漫画を舞台化するクリエーション(共同制作:Xavier Gallais)等がある。
2017年にアソシエーション“AtelierOga Paris”を、2023年に当法(一社)アトリエオガ.ジャポンを設立。
正当な古典狂言を継承し、日本の能楽界で活躍しながら、若いエネルギーと幼少期から培ってきたグローバルな感性を武器に、狂言をはじめとした日本の伝統芸能の持つ新たな可能性を日々模索し続けている。
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